
6月の相場は新型コロナウイルスの感染拡大の第2波が着実に進行しているにもかかわらず、株式市場は高値を維持するという不気味な相場でした。
米国内の1日当たりの新型コロナウイルス感染件数が約2カ月ぶりに過去最多を更新したということで、社会的距離を保ちながら経済活動ができるという前提が完全に崩れており、いつ相場が崩れてもおかしくありません!
最初のコロナショックもそうですが、下がるはずなのになーと不思議に思っていると、ある時を境に、急にドカンと来るものなのです。
今回はそろそろ来るんじゃないかというタイミングで、四半期に一度の米国株価先物やオプションなどのSQが重なるトリプルウィッチングを迎えます。
前回(3月)のトリプルウィッチングがまさにどん底となり、そこから風向きが一気に変わって急回復したように今度は第二波の影響が6月のトリプルウィッチング通過後に来るのではないかと思っています。
S&P500について
さて、それではS&P500のチャートを見てみましょう
S&P500は、オーバーシュート気味に上昇した後でガクンと落ち、その後は方向感もなく3000ポイント台でうろついています。
新型コロナの第2波の影響がトリプルウィッチングを境に出るかもしれないですし、杞憂に終わるかもしれません。
インデックス投資家なら黙って放置すべきでしょうか?
恐怖指数VIXについて
恐怖指数VIXのチャートを見てみましょう。
恐怖指数VIXの現物は順調に下がってましたが、20のブレイクに失敗して30台をうろついています。
20手前で一旦軽く跳ねるのは想定通りですが、その後の下がりも弱く、VIXが底を固めて第2波で上に行く可能性も十分にあるかと思います。
第1波よりは弱くなるでしょうが、50くらいはありうるかもしれません。
原油について
原油のチャートを見てみましょう。
WTI原油は徐々に上昇の勢いを失い、40ドルで頭を押さえられている印象です。
投資について
現在のポジションは、以下の通りです。
【VIX投資】
米国VIブルETF [売]:$58.34 × 500単位 → $35.1で決済
米国VIブルETF [売]:$60.00 × 500単位→ $35.1で決済
☆米国VIブルETFは現在$37.24【インデックス投資】
米国S500 [買]:$2,400.0 × 100単位
☆米国S500は現在$3,020.2【原油投資】
原油 [買]:$(17.04 +0.30)× 100単位 → $38.44で決済
☆原油は現在$38.07
来週からはトリプルウィッチング後の相場ということで、リスクの高いVIXショートと原油ロングを撤退です。
特に原油は第2波直撃で夏の原油需要減なら原油はまたマイナスになるかもですからね。買い値の倍以上になっての出良い引き際だと思います。
S&P500のインデックス投資だけは、長期投資と考えてキープです。もともと投資した時は200単位だったのを半分に減らした後ですしね。
このS&P500がある限りは、仮に杞憂に終わっても悔しくないという感じですかね。
それでは!