
一昨日のISM製造業景況感指数が10年ぶりの低水準となったことや昨日の ADP全米雇用リポートが雇用の伸び悩みを示したことから、景気後退懸念が意識されるとともに、米国が対EUへの報復関税の最終リストを発表し、WTOも米国が年間で最大75億ドル相当のEU産品に報復関税を課すことを認可してしまったことから世界的な貿易戦争も意識されて、株価は急落しました。
ISMやADPなどの経済指標でこんなに落ちるのか?というのが正直な感想ですが、もともと高値圏で伸び悩んでいて株式市場は下に行くための口実が欲しかったようなそんな感じがします。
また、関税撤廃を目指すWTOがトランプ関税を認めちゃうということで、グローバル経済がさらに停滞しそうな嫌な印象を受けます。
それでは、S&P500指数の日足チャートを見ておきましょう。
VIXの原資産であるS&P500は、急落して2887ポイントと8月レンジの真ん中くらいまで落ちています。
正直ここから先どうなるかはよく分かりません。
10/10あたりには米中貿易交渉があるので、それを前にこんなに落ちるというのはなかなか考え物です。
恐怖指数VIXについて
恐怖指数VIXの日足チャートを見てみましょう。
VIX現物は、一時的に21.5まで急上昇して20.6で引けています。
完全なトレンドブレイクですね。
ただまぁ、節目の20を超えたので、機械的に記念に軽くショートでもしましょうか。
米中交渉の行方次第では、盛大なダメージを受けそうですが、耐えれば何とかなるでしょう。
投資について
現在のポジションは、以下の通りです。
【VIX投資】
米国VI[売]:$19.90×1000 (New!)
☆米国VI(10月物VIX先物)は現在$19.90
記事「部分合意を望まないトランプ発言を受けて、VIXショートと日経平均投資を利益確定!(2019/9/23) 」でノーポジション待機してましたが、ここで再び軽く100単位のVIXショートに入りました。
今後はいつも通り、VIXが上がれば痛みに耐えながら、さらなるショートの積み増し検討です。
正直、動くのは米中交渉の結果が見えてからにしたかったのですが、仕方ないですね。
それでは!