
トランプ砲が怖くて動くに動けない相場でしたが、中国商務省が 9月の対面協議について話し合っていることが伝わり、相場ではリスク回避ムードが一気に和らいできました。
今週はトランプ大統領が中国から協議再開の連絡があったことをツイートして、中国側が否定した一幕がありましたが、やはり中国側が全然決まってないことをオープンにするのを嫌がっていただけで、交渉はしているようです。
中国側はまともなのでこういう協議している時には報復措置をとらないですし、トランプ砲もないとは言い切れないですがこういう状況では飛び出しにくいです。
ということで、パウエル議長も利下げ方針を出しましたし、懸念がだいぶ晴れた気がします。BREXITももう慣れっこですしね。
毎回の茶番にうんざりしつつ、それでもこんなマーケットでプレイしなきゃいけないなんて、世界中の投資家に同情します。
それでは、S&P500指数の日足チャートを見ておきましょう。
NY時間序盤のS&P500は、2920ポイントと8月相場のレンジの上限あたりで始まっています。
8月は何度もこのレンジを行ったり来たりしてきましたが、今回はどうでしょう?
戻り売りポイントか?上抜けか?
個人的には、FRBが利下げ姿勢、米中9月協議への期待から、8月相場を支配していた懸念が払しょくされる方向に向かっているので、上抜けの方がありうるのではないかと感じています。
恐怖指数VIXについて
恐怖指数VIXの日足チャートを見てみましょう。
VIX現物はNY市場序盤で17.9まで下落しています。
やはり、米中歩み寄りタイムに入ってトランプ砲の確率が下がったとみて、VIXロングの手仕舞いが起きているのでしょう。
8月のVIX現物の高値を見ても、8/5に24.8、8/14に22.7、8/23に21.6と少しずつ切り下がってきていてエネルギー切れ感もあってレンジではなく、下向きのチャネルを形成しつつありますし、やはり下方向かなぁという印象です。
このまま材料が出ないのであれば、9月相場はVIX正常化に向かっても不思議ではないです。
ということで、しばらくはVIXが下がったからといっても、下抜けのリスクがあるのでVIXロングをしようとは考えにくいかもしれません。
投資について
現在のポジションは、以下の通りです。
【VIX投資】
米国VI [売]:$21.03×1000
☆米国VI(9月物VIX先物)は現在$18.46
【インデックス投資】
1321 日経225連動ETF [買]:20,590円×1500
☆現在20,920円
VIX投資は引き続き軽く100単位(1単位で10)のショートをしています。材料的にショートを追加しても良かったのですが、日経平均ETF投資でリスクとってるので、あまり欲張らないでおきます。
日経平均ETFも引き続き、大勝負中です。日経平均は8月レンジの上限である20700円付近を超えられるかですね。この付近でスイングの売りが出やすいのでこれを打ち破ってショートカバーを誘い出せるかといったところでしょうか。
ただ、レバレッジ減価のないシンプルな日経平均ETFを買っているので、長期戦になってもOKです。
それでは!