
8/14のNY市場は、 前日にトランプ関税が骨抜きになって大きくリスクオンになったのとうってかわって、反落・大暴落となり、NYダウ平均株価は800ドル安と今年一番の下落となりました。
いまいち理由がぴんと来ないのですが、長期金利の低下による逆イールドと言われていますが、どうなのでしょう?
逆イールドは景気後退のシグナルではありますが、逆イールドになるだけの背景に対して反応するものであり、逆イールドそのものに反応するというのは何とも機械的な印象を受けます。
昨年のVIXショックと同じように、自動取引やAIによるものなのでしょうか?そうなると過去に起きた因果関係がありそうで観測が容易な逆イールド等のシグナルに過剰反応するのも納得です。
それでは、S&P500指数の推移を見ておきましょう。
S&P500は、2840ポイントと大きく下落しています。
形としては2番底か、はたまた底割れしてこのまま落ちるかよくわからないですね。
昨年10-11月と同様にうろうろと揉み合うのかもしれません。そんな不安定な状況の時に大事なのはやはりFRBの金融政策です。
似たような状況の 昨年10-11月の後に昨年12月にパウエル君が利上げ継続の強気発言をして、上図でもわかるようにかなり鋭い年末大暴落を招きました。
来週のジャクソンホール講演では、FRBメンバーはなんて発言するでしょう?
さすがに学習能力があるのではないかと思うので、さらなる利下げが必要と言えばひと段落、今年7月末のFOMCから考えを変えずに利下げ継続を否定すれば、昨年末の大暴落の再来となるでしょう。
一応、万が一には備えた方が良いでしょう。
恐怖指数VIXについて
恐怖指数VIXのチャートを見てみましょう。
VIX現物は、一時的に24.1まで上昇し、今は22あたりです。
前日の記事で、トランプ関税が骨抜きになったし、VIXはもう上がらないだろうと予想しましたが、さっそく外れました。予想を過信して中途半端な水準でVIXショートで大勝負していたら痛い目に合うところでした。
やはり、予想はあたりはずれあるので、実際にその予想をもとにどう投資するかいうスタンスも大事ですね。
今は再びショートのチャンスが訪れようとしているということで、VIXショートの準備をしていこうと思います。
投資について
現在のポジションは、以下の通りです。
【VIX投資】
米国VI[売]:$(19.80-0.96)×500
米国VI[売]:$(22.82-0.96)×1500☆米国VI(9月物VIX先物)は現在$20.21
前回と変わらず、2000(200単位)のVIXショートです。
昨日は、月に1度のGMOクリック証券CFDの米国VIの対象となるVIX先物の限月変更でした。8月物:21.41 -> 9月物:20.45 ドル円:105.88でしたので、1単位あたり9.6ドル(1016円)のバックワーデーションで、VIXロングには恩恵、ショートにはダメージとなりました。
私は200単位なので20万円くらいのダメージで、今回の限月切替で0.96低い位置で9月物VIXショートを建てたという収益環境になりました。まぁこれも8月初めのVIXロング大勝負での500万円弱の実現利益に比べれば大したことはありません。
予想は外しましたが、方針は変わらずでVIXが過度に大きく上がればショートを積み増しです。余力が有り余っているのでジャクソンホール前の今週にでもドカンとさらにAIちゃんがなにかを悲観して暴落してくれないかと願うばかりです。
また、今日の東京相場では、NYがあんなに落ちたのに日経平均はそこまで落ちず、日経平均PBR1倍水準での日経平均ETFの指値買い注文も届かずでした。
こちらももう一押し、なにか瞬間的な暴落が起きてほしいところです。
それでは!