
先週の市場は、第4弾のトランプ関税が発表されたもののそれを実施するか否かは、6月末のG20での米中首脳会談まで持ち越しということで市場はだれています。
恐らく、ここ1カ月半は上がったり下がったりのレンジ相場になるのではないでしょうか。
また、米中の交渉はたぶん合意を得られないまま関税が発動しながらも、体裁を整えるために形だけの協議継続になると思います。
そういうシナリオだと7月相場は荒れそうな気がします。現在、株価暴落の凶兆であるヒンデンブルグオーメンが 2018年9月以来で久しぶりに点灯しており、今後の暴落を予感させてくれます。
それでは、S&P500指数の推移を見ておきましょう。
5/19 NY市場序盤のS&P500は、2859.5と先週の中盤にリバウンドしたものの先週末には上髭をつけながら失速して戻ってきています。
やはり、こんな状況で上に行って過去最高値更新水準にまで戻るのは無理があると思います。
だからといって急落するわけでもなく、当分だらだらした動きになるかもしれませんね。
恐怖指数VIXについて
恐怖指数VIXのチャートを見てみましょう。
VIX現物は、大きく低下し、一時15を割ったのですが、先週末はやや戻して16で引けました。
VIXは瞬間的なショックで上がりやすく、高い水準を維持し続けるのは難しいですから、関税発動の6月末までだいぶ時間があるのでいったん戻ってきたのだと思います。
G20前に清算される6月物のVIX先物やオプションでは大きく跳ねないという想定ですね。
ただ安心してショートできる経済状況ではないと思うので、今後は低いところで拾いに行っても良いかもしれませんね。
投資について
現在のポジションは、以下の通りです。
【VIX投資】
米国VI[買]:$(14.81+0.45)×2000
米国VI[買]:$(13.90+0.45)×200☆米国VI(6月物VIX先物)は現在$17.00
VIX投資は、引き続きVIXロングを2200(GMOクリックCFDでは220単位)です。
5/15の限月変更では0.45のコンタンゴとなり、VIXロングポジションは少しダメージとなりました。
今後はしばらく間延びしそうなので、一旦VIXロングをひっこめたり、大きく下がったらロングしなおしたりと、スイングトレードをしてみても面白いかもしれません。
ヒンデンブルグオーメンも点灯してますし、5-6月はぐずついて、7月にえげつないトランプ関税第4弾発動で相場崩壊、その後FRBの利下げと中国版MMTを体現する強力な財政出動でリカバーするというのが、個人的な想定です。
崩壊してからパウエル議長が再び超ハト派に転身するまでの間が、株の仕込み時・VIXショートチャンスかもしれませんね。
それでは!