
5/1の日本時間未明にFOMCの結果が発表され、市場が過度に期待していた「利下げ」なハト派ムードが払しょくされ、「引き締めあるいは緩和政策いずれ方向にも当局はバイアスを持たない」と中立スタンスになりました。
また、インフレ指標が弱いことを「一過性」と述べていることから、今後はインフレが加速して利上げが必要になるだろうということを暗に示唆しています。
やはり、米国株価がドッカンドッカンと過去最高値を更新しているので利上げしたくなるのでしょう。今回は1-3月の過度なハト派姿勢を修正しに来た印象です。
それでは、S&P500指数の推移を見ておきましょう。
S&P500は2928付近とFOMC公表前の過去最高値を更新した水準から少し強めに下落しました。
続いて米国10年国債の金利推移を見てみましょう。
米国株価が下がったのに金利はあまり下がらずに、2.5%台をうろついています。
まだあまり意識されていないようですが、利下げから利上げがありうることを徐々に織り込み始めるのでは?と思います。
恐怖指数VIXについて
恐怖指数VIXのチャートを見てみましょう。
VIX現物は、5/1夜のFOMCの結果を受けて、14.1と最低水準だった12台から少し跳ねました。
しかし、市場はまだきちんと織り込んでいないように思います。
現状の景気がいまいちなのに利下げ期待で成り立っていた過去最高値更新相場だったのに、むしろ利上げに含みを持たす中立スタンスに方向性を変えたことで、次のFOMCではもう少し鮮明に利上げを意識づけに来るでしょう。
そして強すぎる雇用統計がそれを後押しするのではないかと思います。
そのため、この水準であればロングを仕掛け始めていても、少し早いですが負けにくいと踏みました。
投資について
現在のポジションは、以下の通りです。
【VIX投資】
米国VI[売]:$28.66×3000
米国VI[買]:$15.89×2800
米国VI[買]:$14.81×5000 (New!)
米国VI[買]:$13.90×200☆米国VI(5月物VIX先物)は現在$14.91
VIX投資は、ロングをどかんと5000(GMOクリックCFDでは500単位と1口座分の取引上限量)追加で、ここで勝負です!
恐らく、これからじりじりと株価の熱が冷め、金利は上方向に動くというこれまでと逆の株安・債券安が来るのではないでしょうか。
私の想定より早く、FRBが姿勢を変えつつあるということで、変わり身の早いパウエル議長に合わせて、投資していこうと思います。
それでは!