
新年最初の週の相場が終了しました。1/4に発表された米雇用統計は非常に良く、景気後退懸念を大きく和らげることになったと共に、FRBパウエル議長が自分のせいで落ちた金融市場を前に日和ったことで、これまで落ちてきた株価等が大きく回復しました。
それでは、S&P500指数の推移を見ておきましょう。
S&P500は急反発で2531.94と、2500台へと回復しました。これまでのヒステリックな下げからひとまず戻した印象です。
ここ数日は、一方的な下げが収まり、上がったり下がったりを繰り返す動きになっており、徐々に安定感が出てきている印象です。
来週以降は市場参加者も休暇明けとなり、薄商いの中ショートを仕掛けていた人(AI?) も大きくは仕掛けられないのではないでしょうか?
また、新型iPhoneが中国で売れてないというアップルショックが起きましたが、アップルがダメなら他が儲かるだけじゃないか?という思いから、過剰な下げではないか?という印象です。
恐怖指数VIXについて
恐怖指数VIXのチャートを見てみましょう。
VIX現物は、36を超えたクリスマス以降は下げ基調に転じており、現在は21.38まで急落しています。
30を超える高水準を維持することは困難と予想した通り、下げ始めると止まらず、かなりのエネルギー切れ感がします。
1/3のアップルショックが起きてNY株が大幅に急落したのにも関わらず、VIXはあまり上がっておらずエネルギー切れ感は鮮明です。そのため、これ以上のVIX上昇を見込んだ追加VIXショートは難しく、株買いに転進するチャンスと踏みました。
投資について
現在のポジションは、以下の通りです。
【VIX投資】
米国VI[売]:$25.50×4200
米国VI[買]:$10.74×200
☆米国VI(1月物VIX先物)は現在$21.97【インデックス投資】
1321 日経225連動ETF[買]:19,900円×1000株 (New!)
VIX投資は、昨年に引き続き、トータルで4000(GMOクリック証券では10で1単位なので400単位)のショートポジションです。VIXはもう上げるエネルギーが残ってなさそうですので今後追加ショートを仕掛けるようなことはないのかなと感じます。
VIXが峠を越えたので、宣言通り割安な日本株、特に大型株が中心で手堅い日経225連動ETFを年初から狙っており、日経平均PBR1倍水準である19300円近辺( 1321 日経225連動ETFは600円弱上乗せなので19900円 )で指値買いを入れており、大発会を襲ったアップルショックで約定しました。
嵐が去るなり急落するVIXと違って、日経平均株価はしばらくは上げ下げを繰り返しながら底這いすると思いますが、PBR1倍水準は手堅く、ここで耐えればいずれは回復すると思います。
今年は、恐らく景気悪化というより、自然回復力と拮抗した減速状態になる程度で、過度に加熱した株価は修正されるが割安水準を割り込むようなことは難しいと踏んでおり、特に割安な日本株は下げ過ぎな気がしています。
世間では株から逃げ出す人が大多数ですが、インデックス投資を始めるなら今年なのではないでしょうか。
それでは!
Ⅴ