
今週の相場は、ファーウェイ問題に揺れています。
それに伴い、ハイテク株からディフェンシブ株へ、小型株から大型株へ、新興国から先進国へ、株から国債へ、と質への逃避が続いています。
来週にはFOMCで利上げが予定されており、その結果やその後のメッセージが相場にどのように影響するのか不確定で、それまでの間ならVIXロング安心感(?)があるような不安な相場に思えます。
さて、S&P500指数の推移を見ておきましょう。
S&500は2600-2800あたりを上下にせわしなく行ったり来たりを繰り返すレンジ相場のようですが、今週一瞬だけ2600を割り込んでブレイクしたかと思いきや元のレンジに戻り、うろちょろしています。
恐怖指数VIXについて
恐怖指数VIXのチャートを見てみましょう。
VIX現物は、21.3付近で推移しています。
ここ最近は16-27のレンジで高止まりしており、中々落ちてきません。
それもあってか、VIX先物の期先物も20前後と随分高い水準になっており、個人的に考えているVIX先物カーブのサイクル的にはVIXショートの好機となります。

ただ理性ではわかっていても、感情的にはとてもそうとは思えず、むしろVIXロング安心感のある相場では?と感じてしまいます。
こういう時は、感情で投資すると負けるので変な気は起こさないでおきましょう。
もう安心だと思ったらVIXが急騰し、相場が壊れたなと思ったら急回復してVIXも下がってくることが最近多すぎる気がしますしね。
投資について
現在のポジションは、以下の通りです。
【VIX投資】
米国VI[売]:$(21.24-0.66)×5000
米国VI[売]:$(21.15-0.66)×1000
米国VI[買]:$(16.48-0.66)×1000
米国VI[買]:$(11.40-0.66)×1500
☆米国VI(1月物VIX先物)は現在$20.40
VIX投資は、引き続き、トータルで3500(GMOクリック証券では10で1単位なので350単位)のショートポジションです。
米国VIが扱うVIX先物の限月が12月物から1月物にロールオーバーしたため、コンバージョンレートが発生し、建玉が実質0.66のマイナスとなりました。
これはバックワーデーションによるものでVIXショートにとってはダメージ、VIXロングにとっては恩恵となり、このGMOCFDでのバックワーデーションは3か月連続となります。
10月に仕込んだ1500のVIXロングは実質10.74でロングしたことになり、ショートと違って下限があるロングポジションにとってはマイナスになることがまずありえない無敵のポジションになりました。
そう考えると、VIXロングも馬鹿にできないものです。VIXショートは景気拡大期、VIXロングは景気後退時に効果的で、成り上がりを狙うならVIXロングで大勝負を仕掛けることも学ぶべきなのでしょう。
ただ、それはVIXが現物も期先物も低い時に仕掛けるもので、20を超える今の水準だと裏目に出たときのリスクが大きいです。
ということで、今はポジションはこのままです。FOMCが終わるまではVIXロング安心感のある相場ですが、安心感が出たところで意表を突いてきそうな意地悪さがVIXにはあるので低レバレッジでゆっくりやっていきたいと思います。
それでは!
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