2018年10月はじめに世界の株価と共に絶頂を迎えていた原油価格ですが、株価の崩壊とともに急落し、WTI原油は76.88ドル(10/3高値)から50.37ドル(11/23終値)と34.5%の急落をしています。

WTI原油価格のチャートを見てみましょう。

2018年10月から戻りらしい戻りがない一方的な急落です。

戻り売りの機会を狙っていたのですが、全くその機会がなかったです。

落ちる時に一方的に落ちるというのは2014年後半の急落劇でも同じですね。

2018年10月までの原油相場は米国のイラン制裁による供給の急減から需給が逼迫するという期待で上げてきましたが、米国はシェール革命により産油国になったのでイラン原油を元々必要とせず、日本等の同盟国へのイラン原油輸入禁止も、いきなり全面適用という無茶な要求はせず、半年ごとの審査を通じたゆっくりとしたペースでの輸入量削減になったため、ほとんど需給に影響を及ぼさないものとなりました。

そして、米中貿易戦争絡みでの世界的な株安、特にハイテク・製造業絡みでの操業率の関係から、需要面での低下が予想されたため、供給源期待の喪失と需要減少観測から原油価格は急落したのでしょう。

トランプ大統領もサウジに対して増産を促して原油価格の下落を求めていたのも投機家の売り安心感を生んだのでしょう。

今後の原油について

目先のイベントは、11/30から開催されるG20と12/6に開催されるOPEC総会です。

G20では、ここでトランプ大統領とロシアのプーチン大統領、サウジのムハンマド皇太子らが原油相場について何らかの調整をするとみられますが、マーケットに伝わるかはわかりません。

OPEC総会では、事前の調整を受けて、これまで続けてきた協調減産をどうするか発表されるとみられます。

事前予想では、記者暗殺にかかわったという証拠を掴んでいるトランプ大統領にサウジ側は逆らえず、要求を呑んでサウジは大胆な減産をできないというストーリーがささやかれています。

ちなみにトランプ大統領は、ツイッターで「原油価格は下落している。素晴らしい!」「サウジアラビアに感謝する。だがもっと押し下げよう!」とつぶやいており、原油投資の基本である「産油国権力者の方針に逆らわない」という方面でも、ショート方向の方が良いのかなと感じます。

今後の予想ですが、さすがにOPEC総会に向けて少しは休憩や様子見の戻りが発生すると思います。そこで戻り売りを狙うか、OPEC総会で大した対策が打てないことを確認して売りを仕掛けるという手が考えられます。

投資について

現在のポジションは、以下の通りです。

【VIX投資】
米国VI[売]:$21.24×5000
米国VI[買]:$11.40×1500
☆米国VI(12月物VIX先物)は現在$20.45

【株価インデックス投資】
日経225連動ETF(1321)[買]:21,850×200
ダウ平均連動ETF(1546)[買]:27,200 ×100

現在、VIXショートと株価インデックスETFを買っています。

そこに今回の原油ショートを仕掛けるとなると、余力に不安が生まれます。

そこで思ったのが「株価インデックス投資をやる意味があるのか?」ということで、VIXショートと株価インデックス買いは連動性が強く、資金効率の面からもVIXショートに絞った方が良いでしょう。

そして、VIXショートと原油ショートは互いにリスクヘッジし合う関係で、株価が急落するとVIXは上がるが落ち着いたらすぐ戻り、原油は一旦下がりだすと戻るのに時間がかかるという性質があるので、両方ショートする投資は相性が良さそうに感じます。

そのため、今後は株価インデックス投資から余力を回収して、原油ショート投資に回します。

原油が下がり過ぎて原油ショートにエントリーできなくて、余力を使わなかったとしても、12月は株主優待やIPOがたくさんあって手堅い資金活用ができて無駄にならないですし、12/19上場のソフトバンクIPOならSBI証券で余力一杯にたくさん応募すればほぼ当選するでしょうから、どう転んでもまぁ良いでしょう。

それでは!

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