先週の相場は、アップルショックから始まり、ハイテク株を中心に荒い値動きとなりました。
また、7-9月期決算や日本の中間決算の発表から今後の景気の伸び悩み感がうかがえる感じでもありました。ちなみに知り合いの日本株投資家は今週、株に見切りをつけたそうです。確かに今後は増益ペースが鈍るというか、減益になりそうですからねぇ。
さて、恐怖指数VIXの原資産である米国S&P500の日足チャートを見てみましょう。
S&P500はトレンドを割り込んでから激しく下落しているものの、ここから上昇に転じれば綺麗な逆三尊(トリプルボトム)の形になるか、さらに下がってダブルボトムを付けに行く可能性もあります。
引き続き、基本シナリオはトリプルボトムから徐々に回復方向といったところですが、自信がないのでインデックス投資はノーポジションで下がったら買い時を窺うといったところでしょうか。
恐怖指数VIXについて
恐怖指数VIXの日足チャートを見てみましょう。2018年2月のVIXショックからのものです。
VIX現物は、18.14で先週末の取引を終了しています。
トリプルボトムを形成しているS&P500と比較すると、VIXは最初の山(10/11)が一番高く、2つ目の山(10/29)はそれと同等かやや低く、3つ目の山(11/15)は明らかに低いです。
つまり、恐怖指数VIXは油断している時に株価急落した時が一番恐怖となり、その後は同じようなレベルの株価急落では、恐怖への慣れ(ノーガード状態からガード状態へとヘッジが追いついたとも言える)から上がりにくくなっています。
そのため、株価については上か下かよくわからないですが、VIXに関しては、同程度のショックであれば感応度は下がり、上がりにくいと考えています。
2月のVIXショック時には安定して15を下回るようになるまで3か月くらいかかりましたので、しばらく上下するとは思いますが徐々に振れ幅も小さくなるのではないでしょうか。
そう考えると、17くらいでロング転換して、また上がったらショートするというようなトレード戦略も考えられますが、中途半端な水準でロング転換するとそのまま沼に沈められることがあるのがVIX投資で、欲張って投資回数を増やすほど勝率が下がりそうで考え物です。
そのため、基本的な方針としてはこれまで通り、大きく上がったら残しておいた余力で追加ショート、そうならなければ現在のショートを継続です。
投資について
現在のポジションは、以下の通りです。
【VIX投資】
米国VI[売]:$(22.00-0.76)×5000
米国VI[買]:$(12.16-0.76)×1500
☆米国VI(12月物VIX先物)は現在$18.37
VIX投資は引き続き、トータルで3500(GMOクリック証券では10で1単位なので、350単位)のショートポジションです。
11/14NY取引終了時に11月物から12月物への切り替えがあり、バックワーデーション(11月物より12月物が低い)だったので、各ポジション-0.76の価格調整が入っています。これはロングにはプラスでショートにはマイナスですね。少し痛いですが20超でショートポジションを持てたのでこれくらいなら取り返せます。
それでは!