今週の相場は、米国株はなんとなく弱めだったのと対照的に、日本株はバブル後最高値を更新するなど元気な相場でした。
さて、VIXの原資産である株価指数S&P500の日足チャートを見てみましょう。
S&P500は、やや上昇ペースが落ち着き、短期上昇トレンドでは下限あたりに来ています。
今週凄かった日経平均も見てみましょう。
日経平均は、安倍首相が自民党総裁選を勝ち、政権の安定性を確保したことで、短期だけでなく長期筋の海外先物買いが入り、三角持ち合いから上方ブレイクから勢いづいています。
9/28に少し上髭をつけていて短期の過熱感はありますが、今後はドル円の伸びにつられる相場になるでしょう。
先週のFOMCで利上げが決まり、米国の政策金利は2.00-2.25%になり、ますますドルへの資金還流&集中が進んでいます。
今後は2018年に1回、2019年に3回、2020年に1回の利上げをして打ち止めと予想されていますが、注目したいのは想定外の物価上昇が起きるケースです。
貿易戦争で中国からの輸入品に関税が上乗せされるため、価格への転嫁や便乗値上げ、好景気による需要の旺盛さからくる値上げも合わさって、米国の物価が来年以降急速に上振れする可能性があります。
そうなると、利上げペースを想定よりも早く、打ち止め目標となる金利も高めなくてはいけなくなって、そこで株式市場にショックが出るかもしれません。
ただそれは、当面先の話で今はむしろ駆け込み需要があるくらいで今期の業績にも響くことはないでしょう。
恐怖指数VIXについて
恐怖指数VIXの日足チャートを見てみましょう。2018年2月のVIXショックからのものです。
VIXは12-13の間でほとんど動いていません。米国株価は勢いが落ちてきたのに全然上がらないのでやや油断気味ですかね。
VIX先物の水準は、10月物が14前後と高くも低くもない妥当な水準なので、投資しようにも身動きがとれないです。
時間的価値の消失を考えればもう少しVIX先物は下げても良いと思いつつ、油断をしているのでもう少し上がっても良いと思うのでそれが打ち消し合って投資判断はニュートラルのままなのです。
投資について
現在のポジションは、以下の通りです。
【VIX投資】
米国VI[売]:$(15.4+0.98)×1000
米国VI[売]:$15.0×1000
米国VI[買]:$14.5×1000
米国VI[買]:$14.0×1000
VIX投資は、同数を両建てしていて、実質投資していないのと同じニュートラルな状態です。どちらか上下に振れれば値洗い&損出しして課税所得を下げようと思うのですが全然動かないので何もできません。
また、株価インデックス投資は急騰している割高局面を狙って、日経ダブルインバースの仕掛けを検討します。
こういう相場は最後に狂ったように上がって上髭をつけて終了することが多いので、かなり高い水準で指値を入れています。
9/28も日経ダブルインバースを1000円で指値買いを入れていて、1008円までしか急落(日経平均は500円くらい急騰)しなかったので買えませんでしたが、そろそろ終わりが見えてきても良いように感じます。
それでは!