先週後半からトランプ大統領のドル高是正、利上げ反対発言、そして日銀の金融緩和修正観測と金融政策面で方向性が転換しそうな匂いを感じます。
日銀のマイナス金利による邦銀への累積ダメージは深刻で、ダメージを補うためにカードローンやスルガ銀の不正不動産融資のような無理をしたり、米国債投資が米金利高で失敗したりと負のスパイラルが続いていて、そのレベルが日銀が動かなければいけないほど深刻という事実も悪材料です。
日銀は邦銀の状況をインサイダーとして知っているはずですからね。
日銀の長期金利目標上げ観測に対して、特に反応するのはドル円で円安から円高に転換し、日経平均株価も下がっています。
日経平均の日足チャートを見てみましょう。
先週中頃に23000円目前まで来てトランプ発言が飛び出してから悪材料が続いて、反転下落に転じています。
今回の円高は日銀の金融政策周りでの話も飛び出しているので不気味で、下のサポートまでも幅があるので一旦買いポジションを引いて利益確定です。
恐怖指数VIXについて
恐怖指数VIXの日足チャートを見てみましょう。2018年2月のVIXショックからのものです。
VIXは底打ち感が出てきてなんとなく嫌な印象ですが、まだここから急上昇する力があるかは未知数です。
ただ、7/18にヒンデンブルグオーメンが点灯したのでいったんVIXショート投資の引き際かもしれません。
投資について
前回の記事「半分利益確定、だが好調な相場はまだ続くと予想(2018/7/17) 」でポジションを半減しましたが、今回は残りのVIXショート投資と日経ETF投資も利益確定しました。
先週中頃まではなかなかの勢いだったのですが、売り時というのは難しいですね。
現在のポジションは以下の通りです。
【VIX投資】
米国VI[売]:$(17.0+0.7)×1000→$14.3で利益確定【株価インデックス投資】
1321 日経225連動ETF[買]:22,000円×200→22,940円で利益確定
VIX投資は、少し動きが不気味になってきたのでまだ大丈夫だとは思うのですがチキンに撤退です。
株価インデックス投資もすべて利益確定売りです。トランプ発言だけならほっとけば良いのですが、日銀も収益悪化が続く銀行のために動くとなるとやっぱり急な円高に身構えてしまいますね。
何か嫌な予感がする・・・そんな時は「休むも相場」ですね。
それでは!