さて、引き続き軟調気味な株式市場が続いています。
米中貿易戦争は中国資本による買収規制にまで話が進み、これはちょっと問題です。
関税をかけるくらいなら企業の売上に少しダメージが入る程度ですが、資本規制をするとこれまで中国資本が買い漁ったようなM&A等の買い手が減るので、米国の(技術等の無形固定資産が過剰に高く評価されている)ハイテク企業の株式価値が間接的に目減りします。PLの売上ダメージより、BSの資産価値にダメージが入るタイプの話の方が大ごとになりやすいのです。
ただでさえ、テクニカル的に悪い状況なので、本当にやるとしたらよろしくないですね。
さて、S&P500株価指数を見てみましょう。
上方ウェッジを早速下方ブレイクしてから調子が良くないですね。
やはり、これまでけん引してきたハイテク株の価値減少が響いているようです。
恐怖指数VIXについて
恐怖指数VIXの日足チャートを見てみましょう。2018年2月のVIXショックからのものです。
前回の記事「恐怖指数VIXが早速急騰!ショートはまだ早い!?(2018/6/25) 」で考えていた通り、VIXをショートするのは少し時期尚早で、徐々にVIXは切り上がっています。
そろそろ焦れてきて急進するかもしれないですね。ただ、1年以上エネルギーチャージして爆発した2018年2月のVIXショックに比べるとチャージが少ないのでそこまで伸びないのではないかと予想します。
VIXが20に近づいてきたことですし、まだVIXショートを仕掛けるのは早いですが、そろそろどこらへんの位置で仕掛けるか打算する時期だと思います。
投資について
ここから先は、株価の暴落(VIXの急騰)を狙ってキャッチしたいと思います。
現在のポジションは以下の通りです。
【VIX投資】
米国VI[売]:$16.6×500 現在17.5【株価インデックス投資】
ノーポジション
VIX投資は、16.6で少しショートして、現在はさらなる急上昇狙いのショート待ちです。米国VIを25くらいでショートエントリーできれば良いのですが、欲張ってチャンスを空振りするのも良くないので、余力を残して20ちょいで本玉をとれれば御の字といったところでしょうか。
2月のVIXショックのような訳のわからない未知の恐怖ではなく、原因はトランプと明確な既知の恐怖なのであまりにも高すぎる値でのショートを狙うのは得策ではないと感じています。
逆にそこすら届かない場合や反転下落し始めたらどうするかというところですが、しばらくは空を飛び続けると予想するので焦らず待ちつつも、16以上でのエントリーなら正常化すればほぼ勝てるので16-20で妥協するといった感じでしょうか。
株価インデックス投資は、下落待ちです。日本株は結構しぶといですね。
それでは!