2月のVIXショックから3カ月経ち、予想より良い1-3月期決算発表を受け、相場も退屈な安定感を醸し出してきました。
先週の金曜日(2018/5/4)には、恐怖指数VIXが急落の方向に一時10.91までオーバーシュートして、逆方向のVIXショックとなりました。
前回の記事で述べた通り、VIX先物の買いに二の足を踏むような動きが起き、徐々にVIXは下がってきています。
VIXの日足チャートを見てみましょう。2018年2月のVIXショックからのものです。
VIXの動きもだいぶ落ち着いてきて、危機モードを脱出してきています。
VIX先物カーブを見てみましょう
VIX現物と期近物がググッと下がり、傾きがだいぶ急になってきました。久しぶりの本格的なコンタンゴです。
VIX先物カーブの(私の考える)サイクルでいうと、④から①への流れですね。
投資について
現在のポジションは以下の通りです。
【VIX投資】
米国VI:[買]$17.8×1000
米国VI(2倍)ブルETF [UVXY]:[売]$20.5×1000
前回と変わらず、期近物のVIX先物と連動する「米国VI」の買いとVIX先物の2倍の動きをする「米国VI(2倍)ブルETF」の売りを同量両建てしていて、トータルではVIXショート投資となっており、含み益の状態です。
この両建てをするのは「米国VIブルETF」がレバレッジ減価するのが美味しいというのが一番の理由ですが、他にもVIX先物が上がるとショートポジションがロングポジションよりも2倍の変動率で膨らんでVIXショート色が強くなり、下がると逆にショート色が弱くなるので、「上がったら売り、下がったら買い」という平均回帰的戦略では都合が良いのです。
ただ、別の観点の戦略として、今後の相場観として上図のVIX先物サイクル④→①に突入すると予想し、②になるまでもう少し楽観できそうな気がするので、コンタンゴ狙いのVIXショート投資にエントリーするタイミングかと考えています。
幸いなことに、最近はGMOクリック証券CFDで「米国VIブルETF [UVXY]」の空売り規制が解除されていることが多いので、戻り売りタイミングを見計らってもう少しショート色を強めていきたいと思います。
それでは!