原油相場はここ最近大きく続伸し、1バレル67ドル台に達し、3年ぶりの高値を更新しました。在庫統計は弱気だったのですが、シリア情勢緊迫化による上昇でショートカバーを伴ったと思われます。

日足チャートを見てみましょう。

2017年6月に底打ちし、上昇トレンドに転じ、調整しながらも66ドルの壁を破って新高値を追おうという展開です。

しかし、ここで調子に乗って買い向かうのは得策ではないでしょう。

ちょうど1年前の2017/4/7にシリアのアサド政権の空軍基地にミサイル攻撃を仕掛け、原油価格は上昇しましたが2017/4/12の53.73ドルをピークに、真っ逆さまに落ちていき、2017/5/5には43.73ドルまで売りが広がりました。

地政学的リスクは一時的であり、過去の例を見ても、シリア情勢が原油の供給に影響を与えたことはなく、投資家の気分的な問題だったりするのです。

トランプ大統領が求めるのは、化学兵器を使用した悪の象徴へ正義の鉄槌を下すパフォーマンスをしたいだけであり、長く苦しい(戦費的に)戦争によるシリア問題の解決など望みません。今回も昨年と同様に一発空爆して、後はいつも通りの舌戦に移行すると見ています。

原油市場のファンダメンタルズは、OPEC等の減産によって供給が抑えられて支えられていますが、そうしている間にも着実にアメリカのシェールオイルは増産し、シェアを伸ばしていて他の産油国がいつ焦れて減産を反故にするかわからない時限爆弾的な状態になっているので、どうしても上値に限界が出てしまうでしょう。

投資について

現在の投資は以下の通りです。

原油ベアETN:8,500円×200株 新規買い

狙いとしては、今後実際にシリアに空爆したときに一時的に原油価格が上昇(原油ベアETNは下落)するでしょうから、そこで追加するという感じです。

実際にはロシアとの関係もあって、口だけの可能性もありますがとりあえずはこんな感じでしょうか。

それでは!