VIXショックから2週間経ち、株式相場は警戒しながらも素早い押し目買いが入っています。
軽く米国のS&P500指数のチャートを見てみましょう。
S&P500指数は、急落後の半値戻しができたようで、一安心している投資家も多いと思います。
私のVIXショック後の個人的な相場予想としては、しばらくは押し目買い圧力が強く底堅いが、その後は本格的な下げ相場に入ると予想しています。
いまのところそのシナリオの範囲内です。
「VIXに直接投資するファンドは規模が小さく、相場への影響は限定的」との見方が強いですが、サブプライムの時も「住宅ローンに占めるサブプライムローンの割合は小さく、影響は限定的」とか言ってパリバショック→リーマンショック起こしてるので怖いんですよね。(実際にVIXに直接ではないがVIXが低位安定することに賭けている関連ファンドなら150兆円規模であるのでは?と言われてる)
そういう意味でも2006年相場に似てると思ったら、日経でもそんな記事が出てましたね。
2006年相場が道しるべ 米長短金利の逆転、焦点 https://t.co/Ejj0YuGAWb
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) February 19, 2018
気になる画像はこんな感じ↓
金融機関の資本強化が進んでいるので、金融機関がリスクを抱え過ぎて突然破たんするというような同じシナリオは描きにくく、シャドーバンキングあたりが壊れて大したことないと思ってたら実は色々と影響があるんだよみたいな感じになるのかなぁという雑感ですかね。
ちょっと慎重に行きたいところです。
恐怖指数VIXについて
恐怖指数VIXはVIXショックで一瞬50近くを付けた後、現在は20付近で推移しています。
過度に高い水準からは戻ってきていますが、また上がりそうな形をしてますね。
ついでに、2週間前のVIXショック時ととVIX先物カーブも見てみましょう。
現在はバックワーデーションで、先物価格はほとんどフラットです。
2週間前の水準なら明らかに高いので、勝負のショート一択ですが現在の水準はかなり微妙なゾーンにいます。
今後の投資について
CFDでの投資ができるようになったので、主に米国VI(期近物のVIX先物に連動)を触って、低すぎたらロング、高すぎたらショートでいきたいと思います。
関連記事「成り上がりの切り札「VIXショート投資」について(CFD編)」
現在の水準は・・・微妙ですね。
VIXショック以降は、VIXショートを積極的にする人が焼却されたのと、だいぶ相場の警戒心が強くなってしまったのでかつての10とかの水準に戻るのはかなり厳しいでしょう。
15を基準にしたらややショートなのでしょうがバックワーデーション状態なのと、下げても利幅が大きくないのと、今後の株価予想が弱気なのでやっぱりどちらとも言い難い感じですね。
2/6の「2049 VIXインバースETN」が吹き飛んだ時にすかさずCFDでVIXの売り増ししておけば、ダメージは回復できたのですが、CFDの準備に時間がかかったので手遅れになってしまいました。
とりあえず、再びVIXが急騰することを祈りつつ、様子見でしょうか。
それでは!