退屈なVIX相場に少し変化が起きています。

前回の1週間前の記事「米株最高値更新中なのに恐怖指数VIXはじわり高!フラットなVIXカーブにうんざり(2018/1/18) 」の時と比べて、NY株式指数は約1%上昇し、過去最高値水準をキープしており、恐怖指数VIXは11.47と少し下がりました。

しかしながら、VIX先物市場では少し異変が起きています。

早速、先週とVIX先物カーブを比較してみましょう。

前回の記事で、取り上げたフラットすぎるVIXカーブが修正されて少し角度がつき始めました(スティープニング)。

1週間経過したはずなのに、VIX先物の時間的価値が増大しており、VIXショート投資にエントリーした際の旨味も少し回復してきてます。

+2~6カ月物が上がっているということは、やはり2018年後半まで米国株式相場が持たないんじゃないかと思いながらも、オプションで身を守りながら株を買っているチキンレースをしているのかもしれませんね。

S&P500の週足チャートでも見てみましょうか。

第二次チャイナショック(2016年初頭)以降は安定した上昇トレンドでしたが、2017年末に上昇スピードが急加速しています。

安定して上昇している相場に安心して投資家が群がって、急加速した時が天井に近いシグナルなので要注意です。トランプ減税も完全に織込済となってますし。

さて、VIXに話を戻すと、VIX先物カーブのスティープニングによりVIXショート投資の期待リターンが少し良くなりましたが、株価下落によるVIX急騰リスクの割に合うかは微妙で、エントリーするにしても軽めのポジションにしておいた方が良さそうです。

ヒンデンブルグオーメン点灯!

先週末の1/19時点で株価暴落の凶兆であるヒンデンブルグオーメンが点灯しました。

ここから1ヶ月くらいは要警戒です。前回点灯したときは、トランプ減税の議論が一気に進んで吹き飛ばしてしまいましたが、今回はなにかこの凶兆を吹き飛ばす良い材料はあるのでしょうか?

ヒンデンブルグオーメンについては、こちらの記事「株価暴落の凶兆ヒンデンブルグ・オーメンが連続点灯!慎重に行こう!(2017/11/12)」参照です。

気になるニュース「GE保険事業の大赤字」

あまり話題になっていないかもですが、以下のGEのニュースが気になっています。

GEが最終赤字1兆円 保険重荷、電力追い打ち |日本経済新聞

GEをSECが調査 保険事業の引当金など |日本経済新聞

GEが赤字を出して東芝のように分解、切り売りされてバラバラになるのではどうでも良いのですが、気になるのは、その原因となった長期医療保険の再保険事業で「長生きリスク」を軽く見誤ったことによる大赤字です。

保険事業は、基本的に保険数理人であるアクチュアリーがきっちり計算しているので、契約数が多くて大災害とか立て続けに起きなければ胴元である保険会社は損しないはずなんですよね。

どうやら大きな計算違いがあったようで、米国人が予想以上に平均寿命が延び、医療コストが増大を続ける事態が起きたためにこのような赤字が膨らみ続けているみたいです。

保険の計算ってどこの会社も似たようなものですから、同様の長期医療保険のリスクを持ってる保険会社とか大丈夫なの?と思ってしまいます。

金融機関がリスクの計算ミスを起こして、毎回悲惨な金融ショックが起きるので、考えすぎかもしれないですが、「長生きリスクの計算ミス問題」には少し警戒したいところです。

伝説の経営者だったジャック・ウェルチ元CEOが推し進めた保険事業ですらこんな形でね、GEを破滅に導くのですから世の中は分からないですね。

今後の投資について

現在、VIXショート投資のポジションはありません。

以前の記事「新年早々VIXショート投資を利益確定!トランプ減税成立後の相場を警戒(2017/12/27)」で、リスクリターンの観点から割に合わないので、利益確定してから様子見中です。

現在は、リスクリターンが改善されたので少しだけエントリーしようか迷う・・・といった感じです。

それでは!