さて、今回は投資家の恐怖と欲望のバロメータ「Fear & Greed Index」を紹介します。

投資家の恐怖感を示す指標として有名な「恐怖指数VIX」があり、相場の判断材料にしたり、私みたいに投資の対象にする人もいます。しかしながら、時期によって値にばらつきがあり、どのくらいの数字ならどの程度の恐怖なのかというのが、いまいちはっきりしません。

また、恐怖とは反対にお金を増やしたいという投資家の欲望や熱狂具合というのも、なかなか数値化できません。

そこで、参考にするのが米CNNが推計している「Fear & Greed Index」です。
これは、投資家の恐怖と欲望のバロメーターで0~100の数字で表しており、50を下回れば恐怖、50を上回れば貪欲な状態としています。上記の画像を見れば一目瞭然ですね。

※上記の画像は2017/10/5のもので、トランプ減税案によるフィーバーで93とExtreem Greed(非常に貪欲)になっており、1か月前は北朝鮮問題やハリケーンに対する恐怖で36の恐怖状態となっていました。

「Fear & Greed Index」とは?

投資家は恐怖と欲望という2つの感情によって動かされます。投資家が強い恐怖を感じると、株式を投げ売りして適正価格よりも過度に下回り、反対に投資家が欲張りになると、株価が高値でもどんどん買い上げて、適正価格よりも過度に上昇してしまいます。

そのため、市場を動かす感情は一体何なのかを CNN Moneyが見える化したのが「Fear & Greed Index」です。

「Fear & Greed Index」は7つの指標から計算されます

  1. 株価モメンタム: S&P500( SPX )対125日間の移動平均から現在の株価がどれくらい乖離しているか
  2. 株価の強さ:NY証券取引所で52週間の最高値と最低値を記録した株式の数
  3. 株価の幅:株価が上昇している株と下落している株の数量の差。
  4. プット・アンド・コール・オプション:プッシュ/コール・レシオ。強気なコール・オプションの取引量と弱気プット・オプションの取引量の差。
  5. ジャンク債需要:投資適格債とジャンク債の利回りの差。
  6. 市場のボラティリティ:ボラティリティを測定するVIX( VIX )
  7. セーフヘブン需要:株式と国債のリターンの差。

それぞれのインジケータについて、平均からどれほど遠ざかっているかを計算し、均等に重みづけして、それぞれ0から100までの尺度で表します。
値が高いほど投資家は欲張りで、50は中立、値が低いほど恐怖の感情が強くなります。

 

米国株投資やVIX投資をする際は、現状の「Fear & Greed Index」がどのような状態なのか確認してから投資するのも良いかもしれません。

Fear & Greed Index
http://money.cnn.com/data/fear-and-greed/

どうVIX投資に生かす?

「Fear & Greed Index」を見て、VIX投資のポジションの重さを変えていくと面白そうです。

例えば、VIX投資の利益確定は難しいのですが、「Fear & Greed Index」で機械的にポジションを決めるといった感じですかね。例えばこんな感じに。

0-30:強めのVIXショート(余裕資産の30%くらい)
31-60:適量のVIXショート(余裕資産の20%くらい)
61-90:軽めのVIXショート(余裕資産の10%くらい)
91-100:ノーポジション or 軽めのVIXロング

具体的にどの程度勝てるかは分かりませんが、「Fear & Greed Index」というとても使いやすい数字なので、時間がないサラリーマンでもすぐに相場の過熱具合がわかるので、役立ててみてはいかがでしょうか。

それでは!