先週は、北朝鮮のグアム攻撃計画への恐怖から、8/10のNY市場と8/11のアジア市場は大荒れとなりました。
8/11のNY市場は若干落ち着きを取りもして小反発しています。

恐怖指数VIXはNY市場の小反発を受けて、8/11は15.52と低下しましたが、実はVIX先物の期先物は少し上がってます。

北朝鮮グアム攻撃ショックが起こる前後の8/8と8/10と、8/11のNY時間終了時のVIX先物カーブを比較してみましょう。

8/11は、8/10よりもVIXの現物の値は下がりましたが、先物では期日の近い8月物だけ下げて、9月物以降は上昇しています。そして、8/11終了時点でもまだ「バックワーデーション」状態は継続しています。

その結果、現在9月物が多くを占めるVIX短期先物投資ファンドは上昇しています(つまり、VIXショートはマイナス)

これは市場が北朝鮮問題に対して、もう少し先に大きくこじれるかもしれない可能性を考えたのかもしれませんね。

 

VIXへの投資について

前回の記事「北朝鮮ショックで恐怖指数VIX市場はバックワーデーション突入!(2017/08/11) 」で述べた通り、VIXショート投資のタイミングを待ちます。

また、実際に投資する「2049 NEXT NOTES S&P500 VIX インバースETN」はストップ安の懸念があり、8/14は買えないかもしれません。

ちょっと簡単にとれるデータから理論価格の大雑把な計算してみましょうか。
日本時間の16時から取引している「SP 500 VIX Short Term Futures TRI」の逆を取って、ドル円の変化率と合わせて計算します。

SP 500 VIX Short Term Futures TRI +17.41% →インバースだと大体このマイナス
8/10 日本時間 16時:79.03
8/12 日本時間 8時:92.79

ドル円 -0.75%
8/10 日本時間 15時:109.99
8/12 日本時間 6時:109.17

2049 NEXT NOTES S&P500 VIX インバースETN
8/10 日本時間15:00:24,790円(市場価格)
8/10 日本時間15:15:24,917.84 (NAV)
週末時点の予想NAV 24,917.84円×(1-17.41%-0.75%)=20,392.76円

東証の20,000~30,000円の株式等の値幅制限は5,000円なので、理論値的には、ストップ安水準の19,790円には届かないでしょう。

一応、この銘柄は急落するときのNAVとのかい離が激しく、日本市場で恐怖が増せばストップ安に突入するかもしれません。

しかし、どちらかというと、落ち始めは空売りができないので売り注文も少なく、遠めに指値買いしてる玉が引っかかって、かなりプレミアムがつき、21,500円くらいで寄り付くのではないかなと個人的には踏んでいます。

そのため、週明け8/14に買うのは、高い買い物になるかな?と思います。もちろんプレミアがついた以上にVIXが下がってくれればよいわけではあるのですが、まだミサイル発射イベントはもう一波乱あるのでは?と考えています。

例えば、ミサイル発射は回避されるというのが大方の予想ですが、私は恐らくミサイル発射の「決定」はされてVIXがピュンと一時的に上がる局面が来るのではと睨んでいます。

まぁ、ミサイル発射の決定はしたけれど、実際には発射しなかったり、グアムより遠く離れた別の場所に向けて発射する・・・などで幕引きを図るとかありえますからね。

他にもグアム以外にハワイやアメリカ西海岸地域を指定したりとかですね。以前の北朝鮮イベントも、収束するまでもう少し日数を要しましたし、まだVIXショートを仕掛けるには早いかなと。

また、NY市場が9営業日連続最高値更新をした後ですから、本格的な利益確定売りが誘発されてVIXがじわりと上がるシナリオも想定されます。

いずれにせよ、この「2049 NEXT NOTES S&P500 VIX インバースETN」は1日に80%以上の下落をすると強制償還で上場廃止になる条項があるので、迂闊な判断で一発退場にならないように慎重に見極めたいと思います。

それでは!