前回の記事「トランプ大統領が北朝鮮に関する重大ニュースを8月9日午前4時に発表予定!?(2017/08/08)」で取り上げた通り、北朝鮮問題をめぐる地政学的リスクで久しぶりに相場が荒れています。
今までの北朝鮮リスクとは一応、モノが違います。
今までトランプが遊んでいる間に、北朝鮮はミサイル&核開発を急速に進め、ついにアメリカ本土に核ミサイル攻撃が可能な一歩手前まで来ており、ハワイ・グアムといった中距離弾道ミサイルの射程内では迎撃困難な複数同時攻撃が可能になりつつありますからね。
北朝鮮は昨日のトランプの警告に対し、グアムを複数同時攻撃すると挑発し返しており、今までと違って具体的で現実味があることから、例によって日本市場は恐怖し、日経平均は2カ月半ぶりの安値である19,738.71円で引けました。
しかし、アメリカ市場では、まだイマイチ実感がないのかS&P500やNYダウも落ちたといっても0.2-0.3%程度の下落で軽微ですし、恐怖指数VIXはそれほど動いていません。
現在のVIXの前日比の変化を見てみましょう。
VIXの現物は1ポイント程度しか上昇しておらず、そこまで深く恐怖していないと見受けられます。
現物と8月物先物の値も0.2程度しか変わらず、この問題はすぐに収まると現時点で相場は判断しているようです。
10月物以降の先物はほとんど動いていません。
さて、VIXがかなり久しぶりに上昇しましたが、VIXショート投資はどうしましょうか。
「2049 NEXT NOTES S&P500 VIX インバースETN」は本日、25,200円と前日比-840(-3.23%)と久々に中々の値幅落ちましたが、下落(VIXの上昇)が物足りなくて仕掛けられませんでした。
最近の傾向だとVIXの上昇は一瞬で収まるので、明日にでも仕掛けた方が良いのかもしれません。
個人的には、NYダウが9営業日連続で高値更新した後なので、反動の利益確定売りもつられて出てきて、思ったよりまだまだVIXが上昇するではないかと踏んでます。
そのため、VIXショート投資はまだ見送りです。
そういってチャンスを逃してきましたが、今回こそ大きいのが来る気がします(希望的観測)。
今後の投資について
現在のポジションは以下の通りです。
2039 原油ベアETN 11400円 × 400株 現在11520円
前回の記事「原油市場、ベネズエラ制裁懸念は長続きしない!?原油を売ってみる!」で行った通り、テクニカル面から原油が下がる方にかけてます。
ただ、WTI原油は現在、48.5-50ドルでうろちょろして、全然動きません。
先ほど出たEIA週間在庫統計は以下の通りで、原油在庫は予想より425万減ったけどガソリンは予想より492万増えていて、微妙な結果です。
【米週次原油在庫統計(8/4時点)、前週比、単位:バレル】
・原油在庫:-645.1万(予想:-220万、前回:-152.7万)
・オクラホマ州クッシング在庫:+56.9万(予想:なし、前回:-3.9万)
・ガソリン在庫:+342.4万(予想:-150万、前回:-251.7万)
・留出油在庫:-172.9万(予想:-50万、前回:-15.0万)
・製油所稼働率:95.3%(前回:94.4%)
余りに動かないので、VIXショート投資の準備のため、一旦手仕舞いして資金確保しようか悩むところです。
それでは!