WTI原油価格は、一時49ドルを割り込みましたが、現在49.9ドルと健闘してます。
EIA原油在庫統計の結果はぼちぼちでしたが、昨日明らかになった大手シェール企業「パイオニア・ナチュラルリソーシズ」の決算発表で、シェールオイル採掘の最大地域であるテキサス州パーミアン鉱区のシェールオイルの生産効率が落ちてるとのことで、原油相場を浮揚させる一因となっています。

 

EIA在庫統計について

EIA在庫統計の結果は以下の通りです。

EIA週間石油統計 前回 予想 結果
原油在庫 -720.8万バレル -347.6万バレル -152.7万バレル
ガソリン在庫 -101.5万バレル -112.7万バレル -251.7万バレル
石油精製品在庫 -185.2万バレル -133.4万バレル -150.0万バレル
製油所稼働率 0.30% -0.19% 1.10%

前回と異なり、予想よりも原油在庫は減りませんでしたが、ガソリン需要が旺盛なため、ガソリン在庫が予想よりも減っており、まぁまぁといった結果です。

在庫はここのところ、安定して減少してますし、プラス材料ですが、高値圏にある原油価格をさらに上昇させるものでもないでしょう。

パイオニア・ナチュラルリソーシズの株価急落について

大手シェール企業「パイオニア・ナチュラルリソーシズ」の株価が8/2に、前日比11%安となりました。

株価急落の主な原因は、シェールオイルの最大鉱区であるパーミアン鉱区の採算悪化懸念です。
ここ最近、パーミアン鉱区の一部で地中の圧力が安定せず、掘削作業が滞ったり、対策のための追加工事のコストがかかったりしています。

また、シェール層から産出される「ガス:オイル」の比率が予想より、オイルが少ないことも判明しました。
シェールの岩盤からは、シェールガスとオイルの両方がとれますが、その比率は鉱区によって異なり、パーミアン鉱区は、特にオイルがたくさんとれるため、シェールオイルのメッカとなっていました。

シェール「ガス」はご存知の通り、とれすぎてとれすぎて二束三文で買いたたかれるため、シェールオイルが主な収益源となります。

それが、思ったよりシェールオイルがとれないということで、損益分岐点がシェール鉱区の中でもトップクラスのパーミアン鉱区の採算悪化が非常に嫌気されて急落したというわけです。

さて、原油投資家としては、これまで原油の高値を抑えてきた米国のシェールオイル、その中での最大鉱区であり、全米の原油生産の約27%を占めるパーミアン鉱区の採算が悪化しているということで、原油価格が下がったときに従来予想よりもシェールオイルの減産が起きやすくなり、また予想よりもシェール生産の伸びしろが減ったということで原油価格にじんわりとプラスに働く可能性があります。

 

今後の投資について

現在のポジションは以下の通りです。

2039 原油ベアETN 11400円 × 400株 現在11470円

前回の記事「原油市場、ベネズエラ制裁懸念は長続きしない!?原油を売ってみる!」で行った通り、テクニカル面から原油が下がる方にかけてます。

・・・が、パーミアン鉱区のことを考えると、かなり迷いますね。
イベントとしては、石油輸出国機構(OPEC)加盟国・非加盟国が来週、アブダビで減産順守について協議を行いますし・・・一旦撤退か?・・・うーむ。

まぁ、爆上げ!とまではいかない材料でしょうから、キープで大丈夫な気がします。
ただ、あまり深追いはしない方が良いかもですね。

それでは!