7/12のWTI原油市場は、EIA(米エネルギー情報局)が発表した在庫統計を受けて、一時46.44ドルまで上昇した後、いつものように急落し、45ドル割れ間近までいきましたが反転し、46ドル回復間近まで戻した後に反転し、現在は45.4ドル付近という売りと買いの応酬で迷った値動きをしています。

売り方の材料としては、テクニカルがかなり悪い(売りシグナル)こととEIA在庫統計で米原油生産量が伸びたことが挙げられます。

米原油生産量については、前回の記事「EIAが2018年米原油生産予想を引き下げ!原油を買い直し!」で示した通り、将来的な伸びに限界があり、週間統計では材料としては弱いです。

買い方の材料としては、在庫の減少ペースが加速していること、ゴールドマンなどのはめ込みアナリストが売り推奨をしだしたこと、そしてOPEC臨時総会が7/17に開催されることが決まったことです。

OPEC臨時総会が開催されるということは、水面下での非公式会合で何らかの合意を得たということで、7/24のOPEC&非OPECの会合に向けて、まずはOPEC内で方針を固めるということでしょう。

前回(5月末)のOPEC総会の失敗を教訓に、今度こそ悲観的な市場にサプライズをもたらすことができるのでしょうか?

さて、前夜に発表されたEIA在庫統計の結果も見てみましょう。

EIA週間石油在庫統計(米エネルギー省エネルギー情報局)

[7/12 23:30 NY 10:30]
原油在庫 -756.4万バレル
ガソリン在庫 -164.7万バレル
中間留分在庫 +313.1万バレル
クッシング在庫 -194.8万バレル
製油所稼働率 94.5% +0.90%

原油生産 939.7万バレル/日 +5.9万バレル/日
原油輸入 761万バレル/日 -13.2万バレル/日
原油輸出 91.8万バレル/日 +15万バレル/日

ガソリン需要 978.6万バレル/日 +8.1万バレル/日
中間留分需要 385.8万バレル/日 -46.4万バレル/日
(+/-はすべて前週比)

やはり、原油在庫の減少が目立ちますが、原油在庫は過去の積み上げが多いため、すぐにどうこうと材料視はできないと思います。

原油生産に関しては、前日に発表されたEIAの2017年の原油生産見通しは930万バレル/日だったので、ここから減少に転じていくものと思われます。アメリカの原油生産は原油価格変動の半年遅れで連動するので、今年価格が崩れた3月の半年後の9月以降は原油の生産が大きく伸び悩み、需給をひっ迫させると思われます。

原油輸入が減っているのは産油国が減産した影響が半年遅れで波及してきているということでしょう。
今年1月から始まったOPEC&非OPECの減産は、シェアの低下を恐れて当初は消費国への輸出を維持したため、産油国の在庫が減り、アメリカ等の輸入国の在庫減少は鈍かったですが、半年経ってようやく本格的に輸入国の在庫に影響を与え始めたようです。

今後の投資について

現在の投資は以下の通りで、前回の記事「EIAが2018年米原油生産予想を引き下げ!原油を買い直し!」のとおり新たに買っています。

2038 原油ブルETN 平均880円×2000株 (新規追加) 現在879円
1357 日経ダブルインバース 1709円×1000株(新規追加) 現在1713円

高値掴みした感がありますが、来週月曜日のOPEC臨時総会に期待しながら見守りたいと思います。

現在、新しく始めたブログ「30代から仮想通貨投資で富裕層に成り上がる!」で大暴落中の仮想通貨をダイビングキャッチ中のため、こちらの投資額は控えめです。

それでは!