アメリカ政府機関閉鎖問題は、米議会の超党派での合意成立によって回避されました。
さらに棚上げになっていたオバマケア代替法案が、週内に下院採決見通しとのニュースが出ています。
議会の進行を受けてダウ平均などの株価は上昇、恐怖指数であるVIXもさらに下げています。
VIY00 (Cash) |
10.56 |
-0.26 |
VIK17 (May ’17) |
12.00 |
-0.275 |
VIM17 (Jun ’17) |
12.87 |
-0.255 |
北朝鮮のミサイル発射も、東京市場の朝方に一瞬リスクオフに動いただけで、あっという間にリスクオンしています。
米製造業PMIの4月改定値が、昨年9月以来の低水準を記録しても、一瞬だけ反応してすぐに無視してリスクオンしています。
これは、良いニュースを受け入れ、悪いニュースから目をそらす、行動経済学でいうとこの「認知的不協和」みたいですね。
かなり楽観的で強くリスクオンしています。恐らく、今週のFOMCは無難消化確実・フランス大統領選決選はマクロン候補が勝利確実という安パイの目先イベントが控えているため、VIXショート投資が加速しているのでしょう。
ただ、あまりにも低いため、ここでVIXロング、具体的には「1552 国際のETF VIX短期先物指数」の購入も少し検討しそうです。
VIX先物6月物が12.5を割るくらいの超低い水準で買えれば、しばらくは価格は落ちずにその間のリスクイベントで大きく跳ねて稼げる「宝くじ」的な投資ができるかもしれません。
もしくは、VIXファンドの本来の保険的使い方をして、VIXロング投資(安い保険料)と米国株式(S&P500)と連動するファンドと同時購入して合成ポートフォリオにすれば、どっちに動いても低リスクでそこそこの利益が見込めるかもしれません。
今週はGWのせいで、東京市場での買い付けができないので今の傾向が続くようであれば、来週以降に戦略を考えてみようかなと思います。
それでは!