https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-03-22/ON7GL56S972801

今週の中国短期金融市場での資金逼迫(ひっぱく)は、本土のシャドーバンキング(影の銀行)にとって特に大きな痛みとなっている。

銀行間取引金利が全般的に上昇する中で、銀行を除いた証券・投資会社など金融会社向けの金利が極めて急激な上昇となっている。ブルームバーグが集計したデータによれば、中国の大手銀行との比較で、こうした金融会社が支払う金利の上乗せ幅(プレミアム)は過去最大となっている。

中小金融機関の一部が銀行間市場で借り入れの返済ができなかったもようで、7日物レポ金利のフィクシングと加重平均との開きは22日、2.47ポイントに拡大した。ノンバンクの借り手がフィクシングに大きな影響を及ぼす傾向がある一方で、加重平均金利は大手行の影響を大きく受ける。

スタンダードチャータードの中国マクロ戦略責任者、劉潔氏(香港在勤)は「銀行以外の金融機関が市場で資金を確保するのが一段と割高かつ難しくなっている。当局の資金供給にアクセスできる大手の銀行は、そうした資金の多くを貸し出そうとしていない」と述べた。

昨日に引き続き、中国の金融短期市場の荒れを伝えるニュースがひっそりと出てます。
主要ニュースではトランプ政権の先行き不安で株価が下げてるとのことでしたが、私はそんなことよりこっちの方が気になります。業種別の下落率も金融株が上位を占めてますから多分こちらが嫌気されてます。

中国のシャドーバンキングは闇が深いですからね・・・、3年以上前から危険性を指摘され、債務残高も2000兆円とか3000兆円だとか誰にも実態は分からないパンドラの箱状態です。中国当局も問題を重々理解していますが、一気に規制すると景気が崩壊するので慎重な対応をしてきました。

今月行われた全人代でシャドーバンクなんとかしようという話になって、3月末の中国人民銀行の四半期ごとのマクロプルーデンス評価システムで、銀行間融資が制限され流動性がひっ迫するんじゃないかとの噂もあるので、当局が過度な締め付けをしてハードランディングからの第三次チャイナショックになるかもですね。

とりあえず、目先の注目は中国のシャドーバンクが爆発しないかどうか…です。
それに比べたら、フランス大統領選やドイツの選挙なんてどうでもいいことです。

第一次チャイナショック(2015年夏)がバブル崩壊、第二次チャイナショック(2016年初春)が製造業の衰退危機だとすると、第三次チャイナショックは金融危機になりそうですね。
日本もバブル崩壊から製造業の衰退、不良債権が膨らんで金融危機といきましたからねぇ。